福井県美浜町佐柿の若狭国吉城歴史資料館周辺で、葉が白く色づく「ハンゲショウ」が見頃を迎えている。時折雨が降る中、深緑とのコントラストが鮮やかに映えている。
ハンゲショウはドクダミ科の多年草で、湿地や水辺に自生する。穂のような形で白い花を咲かせるが、ハート形の細長い葉の片面が白く色づくのが特徴。毎年「半夏生」の時期に色づくことや、葉の一部を残して白くなることから「半化粧」の呼び名がある。
同資料館では、西側の湿地約4千平方メートルや入り口付近に群生している。7月末まで楽しめるという。