福井県小浜市国分の国分寺横にある池で、「縄文ハス」として親しまれている「大賀ハス」が咲き始めた。淡いピンクが美しく、区民らを癒やしている。
1951年に千葉市内の遺跡で縄文時代の丸木舟とともに種子が発見され、国分区の男性が譲り受けた。81年に区民と約50平方メートルの池を造成して栽培。長男(72)が引き継いだが、現在は壮年会が管理している。
今年は例年より色が鮮やかで、つぼみも多いという。引き継いだ長男は「毎年花を咲かせてくれるのはありがたい。細々とでも維持し続けられているのは、地域の人たちのおかげ」と話している。