球児が熱戦を展開した夏季石川県高校野球大会。保護者は間隔を開けてスタンドから拍手を送った=金沢市の石川県立野球場

球児が熱戦を展開した夏季石川県高校野球大会。保護者は間隔を開けてスタンドから拍手を送った=金沢市の石川県立野球場

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待ちかねた「球児の夏」 夏季石川県高校野球大会・地区予選

北國新聞(2020年7月12日)

 夏の甲子園と地方大会の代替大会として開催される夏季石川県高校野球大会(北國新聞社など後援)が11日、金沢、加賀、能登の3地区予選を皮切りに始まった。コロナ禍で力を試す機会に恵まれなかった球児たちにとって待ちかねたプレーボール。スタンドに陣取った保護者らはグラウンドで躍動するわが子の姿を追い、好プレーに拍手を送った。
 ベンチから送られるゲキ、ミットをたたく速球の音、バットの快音が球場に響いた。心配された雨もほとんど降らず、日差しが時折差す中、球児たちはいつもの夏と変わらぬ真剣勝負を繰り広げた。
 新型コロナウイルス対策のため、3年生部員1人につき2人までの保護者、控え部員とマネジャーを除き試合は無観客で行われた。保護者は間隔を開けて席に座り、声は出さずに拍手を送った。試合後は持参した消毒液を使い、全員で座席を清掃した。
 敗れた金大附属の中田晴登投手(3年)は「声援があってもなくても、スタンドに(保護者が)いてもらうだけで力になった」と悔いなしの表情を浮かべた。石川高専の梅元喜輝投手(3年)の父隆雄さん(51)は「少年野球の頃からずっと見てきた。多くの方々の尽力に感謝したい」と、最後の夏を見届けて目頭を熱くした。
 県高野連の佐々木渉理事長は「例年と異なる形の大会で不安はあったが、球児が力の限り戦う姿に胸が熱くなった」と語った。

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