完成した「富山木象嵌」の常設体験施設

完成した「富山木象嵌」の常設体験施設

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木象嵌の体験施設完成 小杉の家具店内、CFで資金集め実現

北日本新聞(2020年7月16日)

 県指定伝統工芸「富山木象嵌(もくぞうがん)」の常設体験施設が、県内で初めて、射水市三ケ(小杉)の永森家具に完成した。地域活性化を応援するクラウドファンディング「CFとやま」で100万円の資金が集まり実現した。18、19日にオープン記念イベントを実施する。

 体験施設は、県内の職人でつくる「とやま木象嵌工芸会」(朴木立堂会長)が、会員が7人しかいないことから後継者発掘のため開設。永森家具1階にある富山木象嵌の常設展示場近くの部屋を改装し、糸鋸(いとのこぎり)3台や自動かんな、テーブルなどを用意して整えた。

 富山木象嵌の歴史は1907年に始まった。天然木に異なる天然木をはめ込むのが特徴で、糸鋸で板材を切り抜いて巧みにデザインを仕上げる。派手さはないが、木肌の持つ温かみを感じさせる。

 18、19日は午前10時から先着30人に木象嵌額作りを無料体験してもらい、来場者全員に富山木象嵌オリジナル絵はがきをプレゼントする。

 同会会員で、施設管理者の永森豊さんは「資金を寄せていただいた皆さんに感謝している。新型コロナウイルスの影響で観光産業は打撃を受けているが、富山の魅力を発信し、継承していきたい」と話している。

 通常の体験会は土日曜、祝日に行い、前日までの予約が必要。問い合わせは永森家具、電話0766(55)1270。

 今月23~26日の4連休は予約なしで実施する予定。

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