福井県勝山市荒土町細野の池で、スイレンの花が水面を彩っている。雨粒をたたえた葉は生き生きとした緑を水に映している。

　スイレンを育てて１５年目を迎えた農業、中村太多夫さん（６５）の約８００平方メートルの休耕田。黄や白、赤など約２百個の色とりどりの花が見頃を迎えた。

　花は直径約１０センチほど。早朝に花びらを開き始め、昼前に満開になる。「午前１１時ぐらいが一番きれい」と中村さん。７月いっぱい楽しめるという。