車庫から城下駅下りホームに移された5200系(右)

車庫から城下駅下りホームに移された5200系(右)

長野県 上田・小諸 鉄道

懐かしの5200系、展示へ 別所線支援への恩返し

信濃毎日新聞(2020年7月22日)

 上田電鉄(上田市)は23日から、1993年まで使った車両「5200系」を別所線城下駅に展示する。昨年の台風19号で被災した別所線支援への恩返しにと企画。現役車両と並ぶ姿も撮れる撮影場所を設営し、入場券などを買った人は運転台に入れる特典もある。9月27日まで。

 5200系は日本初のステンレス製車両で、「湯たんぽ」の愛称で親しまれた。別所線では86〜93年に2両が走っていた。例年は下之郷駅で撮影会を開くが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止した。

 一方、上田―城下間は運休中で城下駅下りホームは乗降がなく、9月末から全線運行再開に向けた作業が本格化する。技術区助役の内藤誠人さん(37)が車両展示を発案。「千曲川橋梁(きょうりょう)の崩落に絶望していたが、義援金を頂き、温かい言葉を掛けてもらった。(5200系で)通勤していた人、初めて見る人に楽しんでもらえたら」と話す。

 23日は記念グッズを同駅で発売。グッズ、入場券(大人180円、小学生90円)、記念乗車券(700円)のいずれかを買うと運転台に入れる。開放は毎日午前10時〜午後3時。同9時まで車両前にある前照灯を点灯する。

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