諏訪地区山岳遭難防止対策協会は4連休初日の23日、茅野市内の八ケ岳連峰の登山口2カ所に相談所を設けた。首都圏などで新型コロナウイルス感染確認が増えており、安全登山を呼び掛けながらマスクや消毒液の持参も求めた。
雨となった午前中の美濃戸口では入山者はまばら。近くの八ケ岳山荘によると、例年この時季は1日約500人が入るが、この日はその1割ほど。神奈川県の会社員ユン・ソンウンさん(46)はテント泊で赤岳を目指すとし「人との接触は少ないが、一応マスクを用意した」と話した。
美濃戸口から赤岳周辺のパトロールに向かった茅野署の竹内研人巡査部長(33)は「今年の遭難救助はコロナ対策で準備に時間がかかる。登山者は万全の用意をしてほしい」と求めた。