白馬村の体験型複合施設「スノーピークランドステーション白馬」は23日、施設の設計をした建築家の隈研吾さんらを招いて式典を開いた。新型コロナウイルスの影響を受け、5月23日に県民限定で開業。段階的に来場者の地域を広げ、この日を本オープンと位置付けた。
式典で隈さんは白馬三山など北アルプスが見渡せる立地を挙げ、「山に合わせて屋根のシルエットを考え、中から山並みが美しく見えるようにデザインした」と述べた。
関係者による鏡開きは、施設を運営するアウトドア用品会社にちなみ、木づちでなくテントを張る時に使う「ペグハンマー」で行った。この日は養生していた芝生広場も使用を始めた。
施設は夏季を含めた村の観光拠点を目指す。これまでに延べ1万3千人が訪れた。