上田電鉄別所線(上田市)などの鉄道を題材に、専用のプログラミングソフトで作ったゲームやアニメーションといった作品を全国から募る「鉄道プログラミングフェスティバル」が9月20日、上田市で初めて開かれる。プログラミングの楽しさを実感し、昨年の台風19号災害で被災した別所線を応援してもらおうとの狙いだ。
フェスティバルは、プログラミング教育イベント「Scratch(スクラッチ)Day信州2020」の実行委員会が企画。このイベントの中でフェスティバルを開催する。鉄道全般が題材の鉄道部門、別所線が題材の別所線部門を設けた。別所線部門は、キャラクターの一つ「北条まどか」や列車の画像などを素材として提供する。
子ども向けプログラミングソフト「スクラッチ」で作るのが条件で、締め切りは8月22日。フェスティバルは市マルチメディア情報センターで開き、各部門の最優秀賞などを選ぶ。別所線の城下―下之郷間を運行する特別列車も計画している。
教育イベントは今年で3回目。実行委員長でプログラミング教育に取り組む一般社団法人代表理事の浜田康さん(51)=松本市=は「全国の人々にフェスティバルを通じて別所線を知ってほしい」と話している。実行委は7月31日午後11時まで、開催費用50万円をクラウドファンディングサイト「READYFOR(レディーフォー)」で募っている。
問い合わせや応募はメール(coderdojo.matsumoto@gmail.com)、上田市マルチメディア情報センター(電話0268・39・1000)へ。