幕末の外国船来航を記した文書を紹介する企画展

幕末の外国船来航を記した文書を紹介する企画展

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幕末の富山にも黒船 猪谷関所館企画展

北日本新聞(2020年7月30日)

 富山市猪谷(細入)の市猪谷関所館で、企画展「越中国に黒船襲来」が開かれている。幕末のペリー来航と同じ時期に、四方沖にロシアとみられる外国船が現れ、海から離れた猪谷でも緊張感に包まれた様子を示す文書を展示している。9月27日まで。

 文書は猪谷関所番人の橋本作七郎が記した。1859年4月、四方から岩瀬にかけて、帆柱3本で長さ90~100メートルの船が来航し、水深調査などを行った。富山藩は沿岸で鉄砲や大砲を配備する一方、国境警備に当たる関所の人員配置を厚くした。

 当時は諸外国から新潟の開港を迫られており、整備が間に合わなければ富山開港の可能性があった。外国船はそのための調査をしたものと推測される。来航が安政の大地震の翌年だったこともあり、人々の不安の大きさが文書から伝わってくる。

 入館料150円で高校生以下無料。企画展では子どもたち向けに文書に関わる「黒船クイズ」も用意している。北日本新聞社後援。

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