21美では30日、金沢市内の茶室「釣月(ちょうげつ)庵(あん)」庵主が所蔵する国内有数のコレクションから、黄金期を俯瞰(ふかん)する明治、大正、昭和の78点の展示が進められた。
上村松園(うえむらしょうえん)、鏑木清方(かぶらききよかた)、伊東深水(しんすい)、竹久夢二ら美人画を代表する作家54人の屏(びょう)風(ぶ)や軸が春夏秋冬に分けて並んだ。金沢生まれの北野恒(つね)富(とみ)、紺谷光俊(こうしゅん)ら地元作家の名品も会場を彩った。監修の富山県水墨美術館の浅地豊前館長が立ち会った。
入場料は、一般1200円、中高生800円、小学生600円。8月30日まで。