旬の食材をふんだんに使った料理を盛りつける「0256Bistro&Meals」のスタッフ=三条市桜木町

旬の食材をふんだんに使った料理を盛りつける「0256Bistro&Meals」のスタッフ=三条市桜木町

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ミシュランガイドも認めるおいしさ 三条・飲食店2店舗

新潟日報(2020年7月31日)

 新潟県三条市の公共施設内にある飲食店「0256Bistro&Meals(ビストロ・アンド・ミールズ)」と「三条スパイス研究所」が、今月発売された「ミシュランガイド新潟2020特別版」で、ミシュランプレート(基準を満たした料理)の評価を受けた。ガイドを発行したミシュランタイヤは「公共施設内の飲食店が評価を受けたのは珍しい」としている。人と人を結ぶ公共施設内の飲食店が、味で存在感を発揮している。

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 三条市桜木町の「0256」は三条ものづくり学校内にあるイタリア料理店。県央地域の市外局番が由来だ。特定の意味を持たず自由にイメージができる名前を付け、2018年4月にオープンした。

 0256が入るものづくり学校は、閉校した南小を改築した施設。学校の外観を残す建物の中には、さまざまな企業が入居するとともに、イベントやセミナーが開かれ、ものづくりの街の拠点となっている。

 メニューは日替わりが中心。スパゲティや肉料理、カレーなど4、5種類を提供する。小エビと燕産ズッキーニのトマトクリームソーススパゲティを食べた長岡市の20代女性は「味はすごくおいしい。昔は学校だったとは思えない雰囲気で、また来たい」と笑顔を見せた。

 トレビスやサボイキャベツなどイタリア料理特有の食材も地元産を使う。オーナーシェフの汐見健さん(38)は「海外からの輸入に頼らず鮮度のいい食材が手に入る。生産する農家は大変なことをしているのにレベルが高い」と喜ぶ。

 県央地域を象徴する「ものづくり」を冠した施設だけに、汐見さんは「食としての技術も磨いていかなければならない」と意気込む。その上で「店に来た人がさまざまな『ものづくり』を知るきっかけにもなれば」と表情を引き締める。

 水、木曜定休。問い合わせは、050(5596)1190。

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 「スパイス研究所」は三条市元町の交流スペース「ステージえんがわ」内にあるカレーを中心としたスパイス料理店。JR北三条駅に近く、二・七の朝市が開かれる日には、多くの市民らでにぎわう。2016年3月、海外のスパイス料理に「三条らしさ」を加えていくことをコンセプトにオープンした。

 同店はカレーが中心でスパイスの他にも地元産のウコンや梅干し、サンショウのしょうゆ漬け、干した野菜などを積極的に使う。広報担当の堀田麻衣子さん(35)は「土地にある知識や知恵を取り入れ、どんどん三条らしさを深めていきたい」と話す。

 朝市が立つ日には店の前に新鮮な食材が並ぶ。堀田さんは「地域の旬が分かるし、今年はどの食材のできがいいか情報交換もできる。その場で野菜を買ってメニューに取り入れることもあります」と笑う。

 基本メニューはトレーに盛られたご飯に、さまざまな辛みのカレーを混ぜ、味の変化を楽しむスタイル。大人でも汗が出る辛さから、子どもも楽しめる辛くないものまで幅広いカレーソースを用意する。

 だしの味が効いた「打ち豆と干し野菜のカレー」などを食べていた同市の50代女性は「ミシュランガイドを見てきたが、家庭で出せない本格的な味」と満足そうにほほ笑んだ。

 水曜、第1火曜定休。問い合わせは、0256(47)0086。

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