駒ケ根市東伊那の農業寺沢肇さん(75)が、サンショウやフキ、リンゴ、エゴマの4種類の変わり種ようかんを市内の直売所などで販売している=写真。地元食材を生かそうと試作を重ねた。
フキは香りと色を残すために葉を時間をかけて低温乾燥。リンゴはスライスし、酸味と食感を生かした。びっくりするのはパウダーを練り込んだサンショウ。見た目はようかん、口に運ぶとうな丼を思わせるあの香り、でも食べるとやっぱりようかんだ。
「夜中に知らない女性が『サンショウがおいしかった』と電話してきたんだよ」。不思議な味の出来栄えに寺沢さんは満面の笑み。