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感染対策施設、独自に「認定」 白馬・小谷・大町のハクババレーツーリズム

信濃毎日新聞(2020年8月1日)

 白馬村、小谷村、大町市の観光関係者でつくる一般社団法人「ハクババレーツーリズム(HVT)」は31日、新型コロナウイルスの感染防止対策をしている3市村の飲食店や宿泊施設などに独自のステッカーを提供する「クリーン認証制度」を8月から始めると発表した。基本的な感染防止対策として、五つのチェックリストに計10項目を設定。全て満たした事業所の入り口などにステッカーを貼り、地域全体で安心安全な観光地としてPRする。

 チェックリストは「対人距離の確保」「手指の消毒設備の設置」「マスクの着用」などで、具体的な内容として10項目設けた。3市村の各観光協会などを通じて約2千事業所に制度の周知を図る。事業所は、HVTのウェブサイトか各観光協会で申告シートを入手して申し込む。

 HVTは6月中旬から、新潟県佐渡市などが実施している独自認証制度を参考に検討を進めてきた。感染防止対策に取り組む機運を地域で高め、観光客に心地よさと快適さを提供する環境づくりにつなげるという。多くの事業所に申請してもらえるように、取り組みやすい内容にした。

 同法人に加わる白馬村観光局の福島洋次郎事務局長は「(ステッカーを貼ってアピールすることで)飲食店や宿泊施設がしっかり感染対策をしていることが地域住民にも伝えられ、安心につながる」と話した。

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