日本独自の描画法に理解を深める受講生=金沢21世紀美術館

日本独自の描画法に理解を深める受講生=金沢21世紀美術館

石川県 金沢市周辺 祭り・催し

匂い立つ女性美に触れ 21美の美人画展 水彩画教室が鑑賞

北國新聞(2020年8月8日)

 金沢21世紀美術館で開催中の「培広(ばいこう)庵(あん)コレクション美人画の雪月花」(北國新聞社、一般財団法人石川県芸術文化協会主催)に7日、北國新聞文化センター南スタジオ水彩画教室の受講生11人が訪れ、秀作78点を鑑賞した。一行は、ふくよかな女性美が匂い立つ画面をじっくりと眺め、浮世絵の流れをくむ日本独自の描画法に理解を深めた。
 教室で指導する法邑(ほうむら)利博さん(二紀会北陸支部長)は「モチーフを見たまま再現しないのが日本の伝統的な写実観だ」とし、陰影や遠近法に頼らない表現について解説した。細部に西洋画の手法を織り込んだ紺(こん)谷(たに)光俊(こうしゅん)(金沢生まれ)の「採果図」なども取り上げた。
 30日まで。入場料は一般1200円、中高生800円、小学生600円。

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