金沢市内で栽培される県産ナシの主力品種「幸水」の初競りが8日、市中央卸売市場で行われ、最高値は5キロ1ケースが例年並みの3300円の値をつけた。JA金沢市によると、今年は雨が多く、実も大きく育ち、品質は上々という。
2・8トンが持ち込まれた競りの冒頭、JA金沢市梨部会の宮川正則部会長があいさつし、山野之義市長が立ち会った。
幸水はシャキッとした歯応えと甘みが特長。市内の農家44軒が約9ヘクタールで栽培する。今年は9月上旬までに約250トンの出荷を見込む。宮川部会長は「みずみずしい幸水を多くの人に楽しんでほしい」と話した。