河北潟干拓地で栽培される「河北潟えだまめ」の出荷が10日、ピークを迎えた。
内灘町湖西の笠間農園では、就労継続支援「なでしこ」(金沢市)など5事業所を利用する障害者が枝豆の選別、袋詰めを行った。新たな選別機を導入し、1日当たりの最大選別量は昨年の300キロを上回り、700キロとなった。
河北潟えだまめは、干拓地の小松菜農家6戸が夏に使わないハウスを活用して栽培している。
笠間農園は今月下旬までに県内へ枝豆約10トンを出荷する見込み。安定出荷と障害者の就業確保を目的に事業所への作業委託を広げており、同園の笠間令子さんは「利用者の皆さんには仕事のパートナーとして期待や信頼が大きく、共に力を合わせて出荷量アップを目指したい」と語った。