動画の中で取引先の商品を紹介する船橋専務(右)

動画の中で取引先の商品を紹介する船橋専務(右)

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ユーチューブで顧客支援 高岡の食品卸

北日本新聞(2020年8月12日)

 業務用食品卸のタカズミ(高岡市二塚、兼久智朗社長)は、新型コロナウイルスで打撃を受けた食品メーカーや飲食店を応援するため、動画投稿サイト「ユーチューブ」に自社のチャンネルを開設した。船橋宣男専務(49)が"ユーチューバー"となり、お薦めの商品や店をユーモアたっぷりに紹介する。コロナの影響が長期化する中、取引先の販路開拓や集客を後押しする。

 「タカズミうまいもんチャンネル」と銘打ち、船橋専務が進行役を務める。自社の特設スタジオにメーカーの担当者を招いたり、飲食店に出向いたりして、掛け合いをしながら食材やメニューのこだわりを伝える。毎週月曜と木曜に新作の動画を公開し、これまでに10本を配信している。

 食肉加工品を製造する徳永食品(射水市)を取り上げた回では、昆布だしで県民好みの味付けにしていることや、商品を使ったレシピを紹介した。

 「デジタルは苦手」という船橋専務。飲食店がテークアウトでコロナ禍を乗り越えようとする姿に刺激を受け、自らも外食産業に役立とうと動画制作に挑むことにした。自粛期間を利用して編集や配信方法を一から学んだ。「最初は5分の動画を作るのに何十時間もかかった」と振り返る。

 撮影には台本を用意せず、臨場感を大切にしている。「ユーチューブなら世界に情報を発信できる。富山の食品メーカーと飲食店を多くの人に知ってもらいたい」と話す。

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