金沢産ブドウを使ったワイン造りに取り組む「ラ・ボッチ」(俵町)の本多路代代表取締役は13日、市役所に山野之義市長を訪ね、同社が初めて手掛けた赤ワイン「No.3カベルネ・ソーヴィニヨン」の完成を報告した。
赤ワインは2016年に山野市長が植樹した木から収穫したブドウを使用し、爽やかな酸味に仕上がった。本多代表取締役は「ウナギや中華料理に合う。多くの人に手にとってほしい」と呼び掛けた。試飲した山野市長は「飲みやすくておいしい」と話した。
同社は家族経営のワイナリーで、ラベルのデザインは自閉症の次男響さん(21)が手掛けた。セイズファーム(氷見市)に委託醸造し、本数限定で販売している。同社は今秋から自社施設で醸造を始める。夫の雅人さん、長男の立樹さん、響さん、販売元の井波成英酒の井なみ屋社長が同行した。