小松市正蓮寺町の体験型農園・里山果樹園で13日、県産高級ブドウ「ルビーロマン」の原種である大粒の「藤稔(ふじみのり)」の収穫が始まり、園を運営する橋本孝一さん(71)がたわわに実ったブドウの房を摘み取った。
橋本さんによると、藤稔は黒っぽい色で、1房の重さは700グラム前後となる。今季は7月の長雨や日照不足の影響が懸念されたが、粒の大きさや甘さは上々という。
14日から今月末まで同市の道の駅「こまつ木場潟」に約250房を出荷する。橋本さんは「粒も大きく実り、食べ応えのあるブドウに育った」と話した。