上田市中野の若林醸造は、地元産の果物と野菜を加えた甘酒「ラブリィスムージー」を発売した。ブルーベリー・リンゴと、ケール・リンゴの2種類を用意。新型コロナウイルスの影響で日本酒の消費が伸び悩む中、人気の甘酒に付加価値を加え、健康志向の新たな顧客層を取り込む狙いがある。
新製品の甘酒は、おなかの調子を整えるとされる植物性乳酸菌で発酵し、原材料には上田地域産のコメと青果を使用。2種類ともリンゴを加え、さわやかな飲み心地に仕上げた。
瓶詰めで190グラム入りが1本税込み400円、210グラム入りが同420円。210グラム入りの瓶は断面がハート形の特注品。同市中野の直営店や190グラム入りは同市内の大型商業施設でも購入できる。インターネットでも販売している。
杜氏(とうじ)の若林真実さん(33)は「健康が一番。安心安全な原材料で免疫力向上も期待できる。地元の農家も元気にしたい」と話している。