疫病退散のご利益があると伝わる「角大師」をかたどった昆布かまぼこを紹介する熊野社長(左)

疫病退散のご利益があると伝わる「角大師」をかたどった昆布かまぼこを紹介する熊野社長(左)

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「角大師」かまぼこで疫病退散 富山の四方蒲鉾

北日本新聞(2020年8月15日)

■昆布細工で高僧かたどる 

 新型コロナ感染防止への意識を高めてもらおうと、四方蒲鉾(かまぼこ)(富山市四方、熊野泰邦社長)は、疫病を払うとされる「角大師(つのだいし)」を昆布でかたどったかまぼこを商品化した。

 角大師は、平安時代の天台宗の高僧。自らの姿を鬼に変えて疫病神を追い払ったの言い伝えから、現在でも厄よけの札などに描かれている。骨と皮だけのやせた体で、頭部に2本の角を持つ鬼神の姿をしている。

 新型コロナ感染拡大で、同じく疫病退散にご利益があるとされる妖怪「アマビエ」が注目され始めたことから、同社役員のアイデアで角大師をモチーフにしたかまぼこの試作に取り掛かった。昆布の細工は北海道の業者に依頼し、主力商品「やわらか」に昆布を組み合わせた。7月末から販売している。

 感染が再び広がる今、熊野社長は「購入した人や贈られた人がこのかまぼこを通して、感染を防ぐための行動を見直すきっかけにしてほしい」と話している。

 かまぼこは1個130グラムで615円。売り上げの一部を医療従事者に寄付する。同社の直売所で販売し、詰め合わせセットに加えることもできる。予約と問い合わせは同社、電話076(435)1131。16~18日は休業。

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