ニホンライチョウをデザインしたおみくじを、富山市ファミリーパーク(同市古沢)で楽しむことができる。片面ずつ夏毛と冬毛のライチョウが描かれており、生態を紹介するひと言も添えている。
おみくじは富山市上袋の主婦、平山尚美さんが企画。紙を折る過程で鳥のように見えたことに着想を得た。ライチョウについて調べるうちに愛着が湧き、多くの人に生態や野生の状況を知ってもらうため、手軽に楽しめるおみくじに仕立てた。
超大吉から凶までの5種類がある。仕事運や恋愛運、健康運などの占いに加え、「高山帯に生えるハイマツはライチョウの隠れ家」「足は防寒のため温かい羽毛で覆われている」などの説明も加えた。ライチョウのイラストは富山市柳町のデザイナー、丹保絵里子さんが手掛けた。
大きさ約9センチと片手に収まり、写真映えする見た目にこだわった。平山さんは「楽しみながらライチョウの保護に目を向けてほしい」と話した。
パーク内の自然体験センターで購入でき、1枚100円。売り上げの一部は保全活動のための「ライチョウ基金」に寄付される。