佐渡の竹籠を使った計良宏文さんの個性豊かなヘアメーク作品。写真家・華道家の勅使河原城一さんと生花を使って作成したヘアメークの写真も展示されている=佐渡市金井新保の大慶寺

佐渡の竹籠を使った計良宏文さんの個性豊かなヘアメーク作品。写真家・華道家の勅使河原城一さんと生花を使って作成したヘアメークの写真も展示されている=佐渡市金井新保の大慶寺

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島の夏彩る現代アート 佐渡「銀河芸術祭」5回目

新潟日報(2020年8月17日)

 国内外のアーティストが作品展示やパフォーマンスを行う「さどの島銀河芸術祭」が新潟県佐渡市で始まった。7組の参加者による力作が島内各地で10月11日まで鑑賞できる。今年は能舞台を使ったヘアメーク・ファッションショーや、産業遺産を背景に行う電子音楽のライブが見どころ。歴史ある佐渡ならではの文化と現代アートの融合を楽しんでもらいたい考えだ。

 銀河芸術祭は、佐渡をアートの実験の場にしようと市民有志が2016年に始めた。5回目の今回は両津、金井、相川地区などを主な会場とし、作品計約50点と五つのパフォーマンスを披露する。

 大慶寺(金井新保)では、佐渡市出身で資生堂(東京都)のトップヘアメークアーティスト、計良宏文さん(48)が手掛けたヘアメーク作品や写真など約20点が展示されている。佐渡の竹籠を人の頭に見立て、色とりどりの人工毛などを使って個性的なヘアスタイルを作り上げた。

 最終日には、両津地区の能舞台を使ったヘアメーク・ファッションショーも開催する。計良さんは「ルーツである佐渡で作品が披露できてうれしい。市民にとってヘアメークは身近ではないかもしれないが、アートとしての側面があることを知ってもらいたい」と力を込めた。

 音楽の分野では、現代音楽の「ミニマルミュージック」の巨匠で米国人作曲家のテリー・ライリーさん(85)が参加。9月下旬に北沢浮遊選鉱場跡(相川北沢町)で電子音楽のライブを行い、佐渡のために作った楽曲を世界で初めて演奏する。

 芸術祭アートディレクターの吉田モリトさん(48)は「身近な風景や歴史ある建物とアートの融合を楽しんでほしい。新型コロナウイルスの影響で全国各地の芸術祭が中止になっている今だからこそ、佐渡の魅力を発信したい」と語った。

 作品展示は大慶寺のほか、羽黒神社(安養寺)と加茂湖舟小屋(原黒)でも行われている。各会場の鑑賞時間は午前10時~午後5時。入場料は高校生以上500円、小中学生200円。問い合わせは芸術祭総合案内、050(5305)5135。

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