根羽村の小林智雄さん(29)、あゆ未さん(27)夫妻が経営する「小林農園」のトマトを使ったジュース「Frutika(フルティカ)濃縮」が、日本野菜ソムリエ協会(東京都中央区)が主催する7月の全国品評会「野菜ソムリエサミット」の加工品部門で金賞を受賞した。しっかりした甘さで後味もすっきりしていると評価された。
智雄さんは2017年、静岡県からUターンして水耕栽培の農園を開業した。ビニールハウス9棟で年間35トンを生産し、うち約2トンが加工用。18年にジュース作りを始め、客観的な評価を求めてサミットに初めて応募した。
ジュースには強い甘みが特徴の品種「フルティカ」を使用し、無添加、無塩にこだわった。炭酸割りやかんきつ系のジュースと作るカクテルにも合うという。ラベルは、あゆ未さんがパソコンソフトで描いたトマトのイラストを添えた。
毎月開催するサミットは青果と加工品の2部門設けられ、それぞれ最高金賞、金賞、銀賞がある。智雄さんは「今後、トマトの品質を良くして最高金賞を取りたい」、あゆ未さんは「受賞できてうれしい」と話した。720ミリリットル1500円、180ミリリットル600円。村の複合観光施設「ネバーランド」や、農園の通販サイトで購入できる。