道の駅国上で行われている冷やし足湯。今年は間隔を空けて座っている=燕市国上

道の駅国上で行われている冷やし足湯。今年は間隔を空けて座っている=燕市国上

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冷やし足湯ですっきり 燕・道の駅国上「酒呑童子の湯」

新潟日報(2020年8月21日)

 新潟県燕市分水地区の「道の駅国上」にある足湯「酒呑童子(しゅてんどうじ)の湯」は、夏になると冷たい源泉をそのまま湯船に流す「冷やし足湯」を実施している。

 泉質は道の駅内にある日帰り入浴施設「てまりの湯」と同じ単純硫黄冷鉱泉で、水温は20・8度。前日の予想最高気温が28度未満の場合は、通常の40度前後のお湯に加熱するという。

 酒呑童子の湯は、分水町が燕市に合併する際の閉町記念事業として2005年に建設された。冷やし足湯は県外の事例をヒントに17年に始めた。

 暑かった今月のある休日、多くの家族連れが訪れていた。酒呑童子の湯は分水地区に伝説が残る鬼・酒呑童子をイメージした鬼瓦が湯口に取り付けられている。湯はいったん皿の上に流れ、酒呑童子が酒を飲んでいる様子を表している。

 例年と少し光景が違うのは、座る部分に所々「×」印が付いていることだ。今年は新型コロナウイルスの影響で、間隔を空けて座るようにした。定員は通常の40人から17人に減った。

 家族4人で訪れた三条市の嵐南小学校3年の女子児童(9)は「最初は冷たかったけれど、だんだん気持ちよくなってきた」と笑顔を見せた。

 スタッフの桜井俊子さん(53)は「冷たくても効能はそのままです。暑い夏を乗り切るためにぜひご利用ください」と呼び掛けている。

 入場無料。冷やし足湯は30日まで。午前10時~午後5時半。月曜休み。

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