福井県坂井市三国町崎の越前松島水族館で、夏恒例の「ナイトイルカショー」が開かれている。ライトアップされたプールで2頭のイルカが夜空に舞い、家族連れらの拍手を浴びている。
「夜の水族館」と銘打ち、8月の土日曜は午後9時まで夜間営業している。呼び物のナイトイルカショーは午後7時半から。ライトに照らされたイルカが、豪快なジャンプやダンスなどの芸を披露。昼間のショーとは違った幻想的な雰囲気を演出している。
新型コロナウイルス感染拡大で臨時閉館中に特訓して身に付けたというハードルジャンプも見もの。水面から2メートル上にバーを水平に置くと、イルカが巨体を躍らせて高く跳び上がり見事クリア。観客から歓声が上がっていた。
新型コロナの影響で入館者は例年の4割ほどに減少しており、鈴木隆史館長は「普段の水族館とは違う雰囲気があって、アザラシやペンギンたちののんびりとくつろぐ様子も見てほしい」と話している。
午後5時以降は入館料が2割引きになり、オウサマペンギンの羽根がプレゼントされる。問い合わせは越前松島水族館=電話0776(81)2700。