川本さんのコレクションが並ぶ特別展

川本さんのコレクションが並ぶ特別展

長野県 伊那路 祭り・催し

三国志ゆかりの約60点展示 飯田の川本喜八郎人形美術館

信濃毎日新聞(2020年8月22日)

 人形美術家の故川本喜八郎さんの作品を所蔵する飯田市の川本喜八郎人形美術館は、8月23日の没後10年に合わせた特別展を開いている。川本さんの生誕95年も記念する。川本さんが中国の武漢や洛陽を訪ねて買い求めた三国志ゆかりのコレクションなど約60点を展示、生前のインタビュー映像も上映している。9月8日まで。

 劉備や関羽の人形や諸葛亮孔明をかたどった陶器など、展示ケースには三国志に出てくる英雄たちがずらり。高さ90センチ、幅120センチの「木製三国志衝立(ついたて)」には、張飛が誤解して義兄弟の関羽に矛を向けるシーンが描かれている。テレビ放送された人形劇「三国志」の撮影について思いを語るインタビュー映像や、同館で展示の準備をしている生前の写真なども見られる。

 同館の北沢昭夫さん(67)は「節目の年に写真やコレクションを通して、川本先生の人となりを知ってもらいたい」と話す。一般400円、高校生から小学生200円。水曜休館。

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