屋外特設ステージで歌声と演奏を披露する出演者=金沢港クルーズターミナル

屋外特設ステージで歌声と演奏を披露する出演者=金沢港クルーズターミナル

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「コロナに負けないで」夜の金沢港から音と光のエール 金沢JCが企画

北國新聞(2020年8月23日)

 金沢青年会議所(JC)は22日夜、金沢港クルーズターミナルで、音楽演奏と日本海側初となる小型無人機ドローンのショーを融合させた「KANAZAWAMINATOATARIMARE(アタリマーレ)2020カナザワノヒカリプロジェクト」(北國新聞社特別協力)を行った。新型コロナ禍の中、来場者約650人が潮風を浴びながら、音と光の共演を堪能した。
 コロナの影響で中止や延期となった金沢アカペラ・タウン、金沢ジャズストリート、いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭に出演する団体と共に企画した。「誰もがアタリマエに挑戦できる金沢を目指して」とのテーマと、イタリア語の海「マーレ」を合わせ「アタリマーレ」と題した。
 ライトアップされた港を背に、アカペラとジャズのグループが歌声と演奏を披露した。北陸の医療従事者らでつくる「ガルガンオーケストラ」は高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムを使って金沢市第2本庁舎から演奏を中継した。
 ドローンショー(金沢市)がクラシック音楽に合わせ、照明付きドローン100台で夜空に波や花などを描き出した。出演者全員で「上を向いて歩こう」を披露し、フィナーレを飾った。金沢市大野町小2年の南日和(ひより)さん(8)は「夏の一番の思い出になった」と笑顔を見せた。
 感染症対策として、来場は地域住民や協賛企業関係者に絞り、座席の間隔を十分に空け、手指の消毒や検温を徹底した。

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