青色の光が一乗谷朝倉氏遺跡を照らした万灯夜=8月22日午後6時55分ごろ、福井県福井市城戸ノ内町

青色の光が一乗谷朝倉氏遺跡を照らした万灯夜=8月22日午後6時55分ごろ、福井県福井市城戸ノ内町

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コロナ終息願う青の光 福井・一乗谷遺跡で万灯夜

福井新聞(2020年8月23日)

 福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡一帯をろうそくの火が照らす「越前朝倉万灯夜(まんとうや)」(福井新聞社後援)が8月22日夜、行われた。新型コロナウイルスの終息を願い、約3千本の青色の光が一帯を幻想的な空間に包んだ。

 新型コロナ対策のため、ろうそくの数を例年の約1万5千本から規模を縮小し関係者のみで実施。今年は明智光秀を主人公にしたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放映があり、明智家の家紋「桔梗(ききょう)紋」の青と、医療従事者への感謝などの意味を込め、青色の灯籠を並べた。

 午後6時40分ごろ、朝倉義景に扮(ふん)した朝倉氏遺跡保存協会の岸田清会長が義景の墓所から採火。岸田会長から火を受け取った明智役で住民団体「夢・創造足羽会」の山崎栄一会長が関係者7人に分火し、ろうそくに火がともされた。辺りが暗くなると、青色の揺らめく光が古跡を包み込んだ。また唐門では二胡の演奏が行われた。会場の様子は動画配信サイトで生配信された。

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