赤ちゃんの足形をデザインした富山木象嵌の記念品「はじめのいっぽ」

赤ちゃんの足形をデザインした富山木象嵌の記念品「はじめのいっぽ」

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木象嵌で赤ちゃんの足形 小杉の永森家具が考案

北日本新聞(2020年8月24日)

 県指定伝統工芸「富山木象嵌(もくぞうがん)」を身近に感じてもらおうと、射水市三ケ(小杉)の永森家具は、赤ちゃんの足形を実物大でデザイン化するたて「はじめのいっぽ」を考案した。木のぬくもりが感じられ、誕生の記録を大切に残せる記念品として広めたいとしている。

 富山木象嵌の歴史は1907年に始まった。天然木に異なる天然木をはめ込むのが特徴で、糸鋸(のこぎり)で板材を切り抜いて巧みに仕上げる。永森家具は富山木象嵌の常設体験施設を県内で初めて整備し、技術継承を目指している。

 「はじめのいっぽ」は、2Lサイズで、厚さ5ミリの板材を2枚一組にした記念品。片方には、赤ちゃんの足形の木象嵌を施し、氏名、誕生日、身長、体重などを書き込む。もう一方には、赤ちゃんや家族の写真を入れてもらう。

 希望者は、誕生直後に病院で発行されるなどした足形の写真をサイズが分かるように示して永森家具に送る。製作期間は約1週間で、料金は1万円(税別)。

 永森家具の永森豊さんは「一つ一つ丁寧に作る伝統工芸の良さを知ってほしい。県産スギを用いた富山県地図のパズルも試作中で、さまざまな用途を追求していきたい」と話している。

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