国産ヒノキや出雲石などを用いて作られた亀の家「高雲殿」=五泉八幡宮

国産ヒノキや出雲石などを用いて作られた亀の家「高雲殿」=五泉八幡宮

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亀さま 御利益お願い 五泉八幡宮・亀の家「高雲殿」完成

新潟日報(2020年8月25日)

 出雲大社(島根県)などから贈られたニホンイシガメを飼育する新潟県五泉市宮町の「五泉八幡宮」の境内に、国産ヒノキを使った亀の家「高雲殿」が完成し、参拝者の目を楽しませている。家は亀の故郷で採れた「出雲石」を使うなどこだわりを込めた。ニホンイシガメには「開運」「出世」などの御利益があるとされ、権禰宜(ごんねぎ)の近藤早都治(さとし)さんは「ぜひ見てパワーをもらってほしい」と話している。

 亀は2年ほど前、出雲大社と高円宮から五泉八幡宮の創祀1140年を記念し、4匹ずつ贈られた。

 2008年から出雲大社で約60年ぶりに行われた「平成の大遷宮」に合わせ、近藤さんが数回手伝いに行ったことなどがきっかけだった。

 出雲大社は、神紋に亀の甲羅をかたどった「二重亀甲」が用いられていることから、亀とゆかりが深いとされる。五泉八幡宮では当初、屋内の水槽で飼っていたが、「亀は神様のお使いで大切な存在。ちゃんとした家を建てたい」と今年春から本格的に製作を進め、6月末に完成した。

 家の設計は近藤さんが自ら担当。「少しでも亀の故郷の材料を使いたい」と水槽は出雲石を原料にしたほか、砂場には出雲大社に集まる八百万(やおよろず)の神々を迎えるという「神迎(かみむかえ)神事」を行う「稲佐の浜」の砂を用いた。

 本殿に描かれている天井図「八雲之図」にちなみ、亀の家の天井にも同様の雲の絵が描かれている。

 家の高さは2メートルほどあり、参拝者の目を引く。中では亀がリラックスして過ごす様子が見られる。

 亀の寄贈などに感謝する近藤さんは、「出雲をここに持ってくる思いで、亀の家をつくった。やっとお返しができた」と達成感をにじませた。

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