人気のボードゲームを紹介する野原さん。右奥は隣接するスポーツ教室のスペース

人気のボードゲームを紹介する野原さん。右奥は隣接するスポーツ教室のスペース

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ボードゲームを知育に活用 まちづくり拠点に遊戯場

北日本新聞(2020年8月25日)

 まちづくりの拠点として改修された高岡市守山町のテナントビルで、ボードゲームを集めた遊戯場が人気を呼んでいる。南砺市福光の野原将史さん(32)が、趣味のゲームを使って子どもの知育につなげたいとオープン。同じフロアでスポーツ教室も開いており、「頭と体を使って楽しめる場所。多くの人に利用してほしい」と話している。

 野原さんは7月、土蔵造りの町家が残る山町筋にある「1970西繊ビル」に遊戯場「遊びの郷(さと)エデン」を開業。スポーツ指導員として昨年4月から小学生や幼児向けのスポーツ教室を開いており、教室の増床に伴い、フロア内にボードゲームのスペースを設けた。

 ボードゲームは、卓上で駒やカードを使いながら複数人で遊ぶ。ドイツ発祥のゲーム「カタンの開拓者たち」や、陣取りゲーム「ブロックス」など約260種類をそろえる。週末にはイベントを開き、家族連れや愛好者ら幅広い世代がテーブルを囲んで交流している。

 野原さんは今月から、高岡市内の学童保育へのボードゲーム寄付活動もしている。「ゲームを楽しみながら思考力やコミュニケーション力を養って健やかに成長してほしい」と話した。

 遊戯場の営業は週3回で、水曜午後7~11時、金曜同8~11時、日曜午前10時~午後5時。

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