金賞を受賞した(左から)上撰、黄金、吟燗を手にする杜氏の長瀬さん

金賞を受賞した(左から)上撰、黄金、吟燗を手にする杜氏の長瀬さん

長野県 白馬・安曇野

かん酒コンテストで3部門金賞 池田の大雪渓酒造

信濃毎日新聞(2020年8月26日)

 かん酒の出来栄えを評価する「全国燗(かん)酒コンテスト2020」で、大雪渓酒造(池田町)の日本酒が全4部門中3部門で金賞を受賞した。3部門での金賞受賞は2014年以来、6年ぶり。20年以上熟成させた初出品の古酒などが評価を受けた。

 お値打ち熱燗部門で「上(じょう)撰(せん)」が、プレミアム燗酒部門で純米吟醸酒「吟燗(ぎんかん)」が、特殊ぬる燗部門で「純米古酒黄金」がそれぞれ金賞。全国245社が4部門に計815点を出品し、各部門で上位30%が金賞に認定された。

 初出品の黄金は1998年に醸造した純米酒。長期の熟成により、古酒でありながらもすっきりとした味わいでまろやかさが増したという。定番酒の上撰は3年連続で金賞を受賞。キレのある辛口でうま味を感じられるという。

 杜氏(とうじ)の長瀬護(まもる)さん(45)は3部門の受賞に「地元の人に育ててもらった酒であり、感謝したい」と話す。各720ミリリットル入りで、上撰が税込み880円、黄金は同1万8千円。秋冬限定の吟燗は10月発売で、同1300円。

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