キラリンから景色を楽しむ参加者

キラリンから景色を楽しむ参加者

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富山湾遊覧船に新航路 滑川-氷見間でモニターツアー

北日本新聞(2020年8月28日)

 滑川市の観光遊覧船「キラリン」で富山湾を横断し、氷見市へ向かう新航路のモニターツアーが27日、行われた。県職員や滑川市の関係者らが参加し、両市の観光地と海から眺める雄大な自然を満喫できる新たな観光商品を体験した。

 新航路は滑川漁港と氷見漁港を結ぶ約35キロ。5月に航路事業の許可が下りた。旅行会社のツアーズジャパン(滑川市上小泉)が、両市観光協会や滑川市の第三セクター、ウェーブ滑川などと協力し新航路を活用したツアーを企画した。

 モニターツアーには約20人が参加。一行は滑川市のほたるいかミュージアムや滑川海洋深層水分水施設アクアポケットを見学した後、滑川漁港からキラリンに乗船した。

 沖に出ると、心地よい風を浴びながら、青い海越しに陸地を一望。あいにく立山連峰は見えなかったが、天気次第では富山湾越しの大パノラマが現れるという。30分ほどで新湊大橋が近づき、参加者は写真を撮るなどして絶景を楽しんだ。

 出港から約1時間で氷見漁港に到着。6月にリニューアルオープンした氷見市漁業文化交流センターを見学し、ひみ番屋街で昼食を取った。藤子不二雄(A)さんの生家の光禅寺や潮風ギャラリー、高岡市の道の駅雨晴などをバスで巡り、滑川市に戻った。

 ツアーは9月から週末を中心にスタートする。ツアーズジャパンの早川祐一社長は「着地型の商品として広めていきたい。他の地域とも協力して拡大していければいい」と話した。

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