氷見市が9月下旬から中心市街地で運行する小型電気自動車(EV)が28日、市漁業文化交流センター前駐車場でお披露目された。市の担当者は「小回りが利いて扱いやすいので、まちなかをどんどん巡ってほしい」と期待している。
「富山湾の王者」と呼ばれるブリや氷見から海越しに見える立山連峰の万年雪、輝く海面などをイメージしたデザインを、車両の正面と後ろ側にあしらった。天井にはスモークのアクリル板を使い、開放感があふれる。
3輪タイプの4人乗りで最高時速は20キロに抑えた。坂道を苦にせず、フル充電で50キロの距離を走行できる。商店街で買った土産物などを積み込めるように、荷台を備えた。
4台導入し、ひみ番屋街とJR氷見駅の間で観光客らに利用してもらう。市観光協会に委託して時間貸しする。利用には自動車の運転免許が必要。
今回はPR動画を撮影するため先行納車された1台を公開した。一般から募集した愛称は近く発表する。