完成した「テールドシエル」のワイナリー

完成した「テールドシエル」のワイナリー

長野県 上田・小諸

小諸に新たなワイナリー 市内4カ所目、今秋本格稼働

信濃毎日新聞(2020年9月1日)

 小諸市糠地(ぬかじ)でワイン用ブドウを栽培している会社「テールドシエル」がワイナリー(醸造所)を完成させ、今秋から本格稼働する。代表の池田岳雄さん(67)は、近隣の生産者でつくる「小諸ワイングロワーズ倶楽部(くらぶ)」の会長。既に委託醸造の依頼もあるといい、地域のワイン生産振興に弾みがつきそうだ。

 ワイナリーは鉄骨平屋約200平方メートル。眺望のいい標高約900メートルに立地し、敷地内に自社ワインを販売する店舗を構える。野生酵母で醸造する。委託を含め、年間1万2千リットルの生産を目指す。市農林課によると、製造免許が交付されれば市内4カ所目のワイナリーとなる。

 池田さんは通信関連の会社役員を経てワインの道へ。2015年に同社を立ち上げ、家族と経営している。計4ヘクタールの畑で白ワイン用のソービニヨンブランや赤ワイン用のピノ・ノワールなど4種類のブドウを栽培。これまでは東御市のワイナリー「アルカンヴィーニュ」に醸造を委託しており、「酸がしっかりした」味わいが特徴という。今後はブドウを8種類に増やし、自社で醸造する計画だ。

 小諸市は広域特区「千曲川ワインバレー(東地区)」の構成自治体の一つ。池田さんによると、近年は市内でもブドウ栽培が活発化し、糠地にも移住者を中心に8軒の生産者がいるという。16年に発足した「小諸ワイングロワーズ倶楽部」の会員は当初の7人から23人に増えている。

 池田さんは「東御に続き、小諸もブドウ栽培が盛んになってきた。ワイナリーに来た人が安らげる場所にしたい」と話している。

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