森の中での暮らしをテーマにした「里山CAMPUS」をオープンした二川さん夫妻

森の中での暮らしをテーマにした「里山CAMPUS」をオープンした二川さん夫妻

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー

キャンプ用品の店オープン 阿智の農産物直売所を改装

信濃毎日新聞(2020年9月8日)

 阿智村清内路のせいなの森キャンプ場を管理する「里山生活」代表の二川(ふたがわ)泰明さん(41)が、キャンプ場近くにある農産物直売所「清内路健康の森」を改装し、キャンプ用品などを販売する「里山CAMPUS(キャンパス)」をオープンした。7年前、自然あふれる暮らしを求めて東京都内から一家で村に移住。来春を目標に、「アウトドア体験を通して自然と触れ合う場所にしたい」と意気込む。

 里山CAMPUSは、村から農産物直売所の指定管理を受けた4月から準備を始め、8月にオープン。妻の文香(あやか)さん(40)らとともに、地域の古民家にあった栗の屋根材や家具を再利用し、施設裏山のヒノキを柱にして改装を進めた。施設では、キャンプ用品が購入できるほか、夫妻が県産の小麦粉と地区の名水「一番清水(しみず)」を使って焼くパンを販売し、農産物直売所の時と同じように飯田下伊那地域で採れた野菜も売る。

 2013年、自給自足ができる場所で子育てをしたい―と、家族4人で東京都多摩市から知人を介して清内路に移り住んだ。「東日本大震災の時に店から水がなくなり、何が豊かさなのか考えるようになった」と文香さん。暮らす中で森林が十分に活用されていないことを知り、泰明さんは「先人が残してくれた資産なのにもったいないと感じた」という。

 今後、施設横にある広場を開放してテントを張れるようにし、たき火や窯でピザ作り体験会も開く予定。「客層の間口が広いキャンプを目指し、多くの人が自然に親しめるきっかけづくりをしたい」とPRする。

 営業時間は午前10時〜午後5時。水曜定休。問い合わせは里山CAMPUS(電話0265・46・2077)へ。

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