返礼品に加えた県宝の縄文土器のレプリカ

返礼品に加えた県宝の縄文土器のレプリカ

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土器ッ!! 返礼品に レプリカ3種、御代田町の縄文文化発信

信濃毎日新聞(2020年9月8日)

 御代田町はふるさと納税の返礼品に、町内で出土した縄文土器の複製(レプリカ)3種類などを加えた。一風変わった品で寄付を呼び込もうと企画。土器を展示する町内の「浅間縄文ミュージアム」が新型コロナウイルスの影響で土器作り体験などを休止していることもあり、縄文文化を発信する新たな機会にすることも狙う。

 10万円の寄付に対して贈るのは、県宝「顔面装飾付(がんめんそうしょくつき)釣手土器」の原寸大レプリカで、高さ26・6センチ、幅24・8センチの大きさ。口を大きく開けた人の顔のような造形から「あくびちゃん」の愛称が付いている。5万円の寄付には「焼町(やけまち)土器」という土器の原寸大レプリカを、3万5千円の寄付には「佐久系土器」の3分の1サイズを贈る。1万円の寄付にはミュージアムで販売するバッグなどが贈られる。

 土器のレプリカはいずれもミュージアム職員のお手製。粘土に手や木べらで模様を描き、1カ月余り乾燥させてから焼き上げた本格派で、堤隆館長も「本物と遜色ない」と太鼓判を押す。返礼品への採用に合わせ、堤館長が各土器について解説する動画も、動画投稿サイト「ユーチューブ」上に公開した。

 堤館長は「好きな人にはたまらないはず」と話し、「リアルな"土器"を通じて縄文文化に触れてほしい」と期待している。

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