金沢城公園の鼠多門(ねずみたもん)で15日、同所で初となる消防訓練が行われ、県金沢城・兼六園管理事務所と市中央消防署の約20人が7月に復元整備された新名所を火災から守る手順を確認した。
落雷で建物2階から出火したとの想定で、管理事務所自衛消防隊のスタッフが消火器の使い方や避難誘導を確かめ、消防隊に引き継いだ。
ポンプ車による放水は、水圧で建物外壁のなまこ壁がはがれる可能性があることから、建物横の広場で行われた。
管理事務所の藤村秀人所長は「7月に完成したばかりの県民の財産であり、木造なので万全な管理に努めたい」と話した。