松本市や市芸術文化振興財団などは19日、街中でジャズライブや大道芸を繰り広げる「まつもと街なかジャズフェスティバル」を初開催した。市中心部5カ所を屋外ステージにして、ミュージシャンや大道芸人の計15組が出演。迫力ある生演奏を響かせ、4連休初日の松本を盛り上げた。
気軽に音楽に触れられるイベントで街中ににぎわいを生もうと企画。松本駅前広場などで、出演者がそれぞれ30分程度の演奏やパフォーマンスを披露した。信毎メディアガーデンの会場の周りには多くの市民が集まり、気迫のこもった熱演に拍手が送られた。
新型コロナウイルス感染対策として、観客は検温などをした上で会場に着席。市内の女性(39)は「自粛の期間が長かったので松本らしいイベントを心待ちにしていた」。首都圏を拠点に活動するバンド「ブラックエレファンツ」のリーダー忍田耕一さん(54)は「お客さんの前での演奏は久しぶり。気持ち良かった」と話すなど、観客、奏者ともにライブを満喫していた。