七尾四大祭りの一つである国重要無形民俗文化財「お熊甲祭(くまかぶとまつり)」の神事は20日、七尾市中島町宮前の久(く)麻加夫都阿良加志比古(まかぶとあらかしひこ)神社で営まれた。同神社の責任役員や19末社の氏子総代ら約30人が新型コロナウイルスの終息を願った。
清水景子宮司ら神職6人が神事を執り行い、同神社の永谷誠行氏子総代会長らが玉串をささげた。不嶋豊和市長や杉木勉市議会議長、垣内武司市議、近藤和也衆院議員も参列した。
コロナ対策で神事に出なかった住民らもそれぞれの形で終息を祈願した。横田地区の住民は中島お祭り資料館・伝承館で太鼓や鉦(かね)の音を演奏、小牧壮年団員24人は神事後に神社を参拝、熊野壮年団は同市中島町中島の熊野社で枠旗4本を虫干しした。