ささらを手に舞う越中五箇山こきりこ唄保存会の踊り手=こきりこ館

ささらを手に舞う越中五箇山こきりこ唄保存会の踊り手=こきりこ館

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こきりこ 哀愁漂う音色 祭り中止相次ぐ中、宿泊客限定

北日本新聞(2020年9月26日)

南砺市五箇山地域の「こきりこ祭り」は25日、同市上梨(平)のこきりこ館ホールで始まった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場を五箇山地域の宿泊客に限定。ステージで五箇山民謡が披露され、県内外の約60人が素朴で哀愁を誘うささらの音色を楽しんだ。26日まで。

 感染拡大を受け、伝統行事や祭りが相次いで中止となる中、実行委員会(北村信夫委員長)が開催の是非を検討。感染拡大前から地元宿泊施設に多くの予約が入っていたことなどから、規模を縮小して実施することにした。会場では、感染対策として検温や消毒を徹底したり座席の間隔を空けたりした。

 越中五箇山民謡保存会による「麦屋節」や「といちんさ」に続き、越中五箇山こきりこ唄保存会が「神楽舞」と「こきりこ」を披露。踊り手は、ささらを小気味よく鳴らしながらゆったりと舞った。

 祭りは今年で47回目。北村委員長は「毎年楽しみにしてくれているファンの期待に応えたい」と話した。

 来場できなかった人にもこきりこ祭りを楽しんでもらおうと、実行委員会は26日午後7時から、動画投稿サイト「ユーチューブ」で祭りの様子をライブ配信する。

 初の試みで、会場にカメラ2台を設置。越中五箇山民謡保存会と越中五箇山こきりこ唄保存会のステージを紹介する。

 配信は1時間程度の予定。ユーチューブの「こきりこch」で観覧できる。

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