福井県若狭町の熊川宿で9月27日、地元産の農作物や嶺南の伝統工芸品、おしゃれな雑貨などをそろえた「SOL'S MARKET(ソルズマーケット)」が開かれた。手裏剣の的当てやタロット占いなどの体験ブースもあり、多くの観光客でにぎわった。
熊川宿内の店舗や人々の連携を強め魅力を磨いていこうと、宿内のコーヒー専門店「SOL'S COFFEE」が初めて企画。町内外の13事業所が集まり、古民家シェアオフィス「菱屋」や各店舗の一部で販売や体験会を行った。
新鮮なニンニクやカボチャなどの野菜のほか和紙でできた財布、竹細工をあしらった指輪などユニークな雑貨もずらり。若狭塗り箸や若狭めのうを使ったアクセサリーも人気を集めた。「若州忍者道場」では子どもたちが手裏剣投げに挑戦した。美浜町から訪れた女性は「タロット占いなどなかなか体験できないものもあった。歴史風情のある町並みでゆったり買い物ができて満足」と話していた。
10月25日にも行う予定。さらに7事業所が加わり、名称は「熊川マルシェ」となる。SOL'S COFFEEの代表は「宿場内全体で盛り上がっていきたい」と語った。