国民宿舎「能登小牧台（おまきだい）」（七尾市中島町小牧）は天（あめ）日陰比咩（ひかげひめ）神社（中能登町二宮）と連携して１０月１０日から、新型コロナウイルスの早期終息を祈願する「お祓（はら）いツアー」を始める。１泊２日で、「厄（やく）を焼く」にちなんだ鉄板焼きグルメとお祓いをセットにした。
　初日、能登小牧台は夕食に能登牛や能登豚の鉄板焼き、あんみつに黒蜜と蜂蜜を加えた「３蜜デザート」などを提供する。１１月１５日～３月３１日は期間限定でカキとノドグロの炭火焼きコースに変更できる。２日目は同神社でお祓いを受けた後、塩と麻が入ったお守りが贈られる。
　能登小牧台が地元の観光資源を生かした旅行プランを考えていたところ、中能登スローツーリズム協議会の会長を務める同神社の船木清崇禰宜（ねぎ）が協力し「コロナ退散」をテーマにした企画が完成した。のと鉄道ツアー誘客統括マネジャーの山崎研一さんが仲介した。
　船木禰宜は「温泉で身を清めてから、お祓いを受けて気持ちをリフレッシュしてほしい」と話した。１人１万４千円（消費税、入湯税別）。問い合わせは能登小牧台＝０７６７（６６）１１２１＝まで。