第56回峨山道巡行(北國新聞社後援)は3日行われ、羽咋市酒井町の曹洞(そうとう)宗永光(ようこう)寺を出発した60人が、總持寺二祖の峨山韶碩(がさんじょうせき)禅師が毎日往来したと伝わる古道をたどり、峨山禅師の偉業をしのんだ。
例年は2日間かけて行われるが、今年は新型コロナ対策で1日に短縮し、参加者も県内在住者に限定しての実施となった。参加者は、途中バス移動も挟んで11キロ歩き、總持寺祖院に着くと仏殿で手を合わせ、禅師に無事踏破したことを報告した。初めて参加した金沢市の吉野俊彦さん(63)は「きついところもあり大変だったが、峨山禅師の教えや寺の歴史などを知れてよかった」と語った。
同日は、県内トップランナー3人によるトレイルランも行われ、給水などのサポートを受けずに、永光寺から總持寺祖院までの往復146キロに挑戦した。