御旅屋セリオ内に移転オープンした高岡地域地場産業センター=高岡市御旅屋町

御旅屋セリオ内に移転オープンした高岡地域地場産業センター=高岡市御旅屋町

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御旅屋セリオに移転オープン 高岡地場産センター

北日本新聞(2020年10月4日)

 県内の六つの産地の伝統工芸品を紹介する高岡地域地場産業センターが3日、高岡市開発本町から市中心部の御旅屋セリオに移転オープンした。ものづくり体験や買い物を楽しもうと家族連れらが来場。高岡大和の撤退で客足が減ったまちなかが、久しぶりににぎわった。

 地場産センターの移転は、大和閉店で衰退したまちなか活性化の目玉施策として市が主導した。移転を機に愛称を「ZIBA(ジーバ)」とし、展示スペースを明るく開放的な雰囲気に一新した。

 セリオ2階の約1400平方メートルに、高岡銅器と高岡漆器、井波彫刻、庄川挽物(ひきもの)木地、越中和紙、越中福岡の菅笠の六つの工芸品の展示・販売スペースを設け、鋳物と漆器のものづくりを体験できる工房も構えた。新たな機能として、写真や動画を撮影できるスタジオ「スタジーバ」を開設。常駐スタッフがインターネットでの情報発信や販路開拓を後押しする。

 夫婦で来場した高岡市駅南の西本悌子(やすこ)さん(67)は「配置が工夫され、見ていて楽しい」と言う。初日は6産地の工芸品の体験会もあり、氷見市神代の高(たか)陽子さん(62)は、孫2人が和紙すきした作品をスタジオで撮影してもらい満足げ。「大和がなくなり寂しくなったが、今後は訪れる人が増えると思う」と話した。

 伝統工芸高岡銅器振興協同組合の山口敏雄理事長は「職人の手による工芸品の素晴らしさを知る機会にしてもらいたい」とし、御旅屋通商店街振興組合の高場章理事長は「リピーターが増え、にぎわいが続いてほしい」と商店街への波及効果に期待した。

 オープニングセレモニーもあり、地場産センター理事長の高橋正樹高岡市長が「地域の活力となるよう期待している」とあいさつ。橘慶一郎衆院議員、山崎康至副知事、金森一郎市議会議長、6産地の代表者と共にテープカットした。

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