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江戸期の絵本と浮世絵60点展示 松本市時計博物館

信濃毎日新聞(2020年10月4日)

 松本市時計博物館は3日、特別展「江戸時代の絵本と浮世絵」を始めた=写真。江戸から明治時代にかけて流行した絵入り小説「合巻(ごうかん)」や、合巻を題材にした浮世絵など約60点を展示。多彩な色を用いた華やかな作品が訪れた人の目を引いている。25日まで。

 柳亭(りゅうてい)種彦作・歌川国貞画の合巻「偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)」と一緒に、同作品の人気を受けて歌川が一場面を基に描いた浮世絵などを展示。合巻と浮世絵が相乗効果を生んでいたことが読み解ける。時計が登場する浮世絵もあり、貴重だった時計が作品に豪華さをもたらしていたという。学芸員の原沢知也さん(27)は「浮世絵や合巻、時計を見比べて楽しんでほしい」と話している。

 月曜休館。観覧料310円(小中学生150円)。問い合わせは同館(電話0263・36・0969)へ。

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