一乗谷城跡への登山道「英林塚ルート」開通を記念した登山会=10月4日、福井県福井市城戸ノ内町

一乗谷城跡への登山道「英林塚ルート」開通を記念した登山会=10月4日、福井県福井市城戸ノ内町

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福井豪雨で崩落の一乗谷城登山道が開通 地元保存協が復旧

福井新聞(2020年10月5日)

 福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で、2004年の福井豪雨によって通行できなくなっていた一乗谷城跡への登山コース「英林塚ルート」が開通し10月4日、記念登山会が開かれた。歴史ファンら県内外の約30人が遺跡中心部からの山道を登り、山城の魅力に触れた。

 一乗谷城跡は一乗城山(標高473メートル)の山頂部分にある。登山コースは4ルートあり、英林塚は朝倉館跡の背後にある初代孝景の墓「英林塚」付近から登るルートで、通行不能になる前は人気が高かったという。

 同ルートは福井豪雨で登山道の斜面が崩落し、倒木などもあって長年、通行不能となっていた。しかし近年の山城ブームに加え、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀のゆかりの地として登山客が増えたため、地元の同遺跡保存協会などが登山道を復旧し、案内板も取り換えた。

 記念登山会は、県や関係団体でつくる同遺跡活用推進協議会が主催。参加者は同遺跡資料館の文化財調査員をガイド役に、約1キロの険しい山道を1時間ほどかけて登った。城跡に着くと、「千畳敷」の建物の礎石跡や城防御の遺構である約140本の畝状竪堀などの説明を受けた。

 東京都から訪れた女性は「山城を登らないと一乗谷に来た意味がないと思って参加した。登山道はきつく、当時の見張り役とかは大変だったんだろうと思った」と話していた。

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