来春に70回を迎える「2021となみチューリップフェア」のポスターが完成した。節目を迎えるため、初めて全国からデザインを公募し、斬新なものにした。砺波市が6日、同市のチューリップ四季彩館で発表した。
来春のフェアは「受け継ぐ想い70回 そして未来へ」がテーマ。市は、新型コロナウイルスの感染拡大で中止になった今年の思いも込めて盛り上げたいとしている。
ポスターは、より斬新でPR効果の高いデザインにしようと、全国に募集したところ、北海道から九州まで20都道府県から計79点の応募があった。
採用されたのは、愛知県のデザイナー、福田周史さん(62)の作品。「70」の数字と、会場の新旧タワーを中央に大きく配置して目立たせた。「70回の節目を機にフェアをパワーアップさせたい」との思いを、空に昇っていくチューリップで表現した点が評価された。
この日は、プリンセスチューリップの岡崎叶さん(20)と野村紗姫さん(27)がポスターを披露。岡崎さんは「今年中止になった分まで盛り上げられるよう頑張りたい」と意気込んだ。野村さんは「水色が基調の今までにないデザインで、新鮮な気持ち。たくさんの人に見てほしい」と話した。